ご開業前には様々なご検討事項があります。テナント物件、内装工事、機器類の購入、借入と返済計画、開業準備室の設置、ホームページ作成、スタッフの募集と面接、雇用条件の設定、初期研修、内覧会の計画、開院広告、各種届出など、これらを関係業者様と協力してサポートします。なお、ご開業前からのご相談に応じるために開業前の顧問契約プランもご用意しております。

　経理については月次決算体制の構築を推奨しております。安易な経理体制を構築してしまうとその後の経営分析が出来なくなります。当事務所では、書類のファイリングから会計データの入力方法まで、月次決算ができるようにご指導させていただきます。月次決算体制が構築できしだい月次業績報告を行います。正確な月次データに基づき必要貯蓄額や節税のアドバイスを行い、医院利益をどのようにするか院長先生にご検討いただきます。

　開業や改装、医療機器導入時の融資をサポート致します。金融政策や金融機関の経営方針の影響もあり、融資を取り巻く状況はたびたび変化します。周囲の方から頂く情報と、実際に動かれるときの情報に差があることもしばしばです。確実に必要な融資を受けるためには、金融機関から信用を得られるように事業計画が堅実になっていることが特に重要です。

　事業計画には、銀行融資に必要な返済計画としての事業計画、資金繰りを明らかにして経営改善するための事業計画など、様々なものがあります。私たちが事業計画を作る場合には何のための事業計画か明らかにします。また、私たちは単にお金だけの指標で評価する事業計画では不足だと考えていますので、先生と打ち合わせした上で、お金と時間とやり甲斐のバランスを考慮した計画をご提案致します。

　診療報酬の見直しや人件費の高騰など、医院経営は年々厳しい状況になりつつあります。また、社会全体では人口減少傾向が明らかになってきています。時代の変化に対応した経営を行わなければ、厳しい現実と向き合うことになります。過剰な支出により予想外に資金繰りに苦しむ場合があります。経営改善を行う場合には、現状の分析を行い院長個人の資産状況も考慮した上で、有効な経営改善策を検討致します。